いうほど大げさなものじゃないですが、市販のハーフパンパレットで満足できなくなったので、ちょっといじって使いやすくしようとアレコレした覚書です。
絵の具集めすぎて溢れてどうしよう、って人は参考になるかもしれない。
メインパレットの改造
こちらは私のメインパレット、レンブラントのエンプティケース。
セットする絵の具は固形だけでなく、チューブ絵の具を空のハーフパンに詰めて使ってます。空ハーフパンは、Amazonで出品されてる100個入くらいのを買いました。中華系業者だったので今現在同じものが手に入るかはわかりません…
一応このままでもレーンには48色までセットできるのですが、あれもこれもと絵の具を買う内、とうてい足りなくなりまして…
板を外す
そんなわけで混色用の溶き皿?混色スペース?の片方を外し、下に敷いてマグネットでハーフパンをぎゅむぎゅむに並べてしまおう、という簡単な改造を施しました。
このパレットは蝶番に針金を通してあるだけで、両端は埋められたり、かえしがついていたりしないため、針金さえとってしまえば、混色スペースの板も外せます。
蝶番部分から針金が少し飛び出てるのがわかる。
針などの細くて硬いもの、今回はクリップを伸ばして片側から押し出して、出てきた針金を引っ張ったら簡単に外れました。
混色スペースの金属板を一枚外す。
ハーフパンの裏にマグネットを張り付け。
外した板を底に敷き、磁石付きハーフパンを並べる。
ハーフパン用のレーンがついた板も特に固定されてないので、取り除いてそこに混色スペースの金属板を置き、ハーフパンを移すだけ。
一部が若干凸凹してますが、大半はぴったり並べられます。単純計算で65色も入りました。大容量!
そして一枚取り払ったことにより、パレットも三分の二サイズに。広げると結構な大きさになるので、かなり省スペースになりました。
これはこれでよかったのですが…
使っているうち、混色スペース遠い方の色が取りづらい、色数が多いと混色や調整などですぐ汚れてしまい、スペースが狭く感じる、など不便さを感じてきて、板を元に戻したくなりました。
戻すのは、合わせて針金を通すだけなのですぐできます。が、底板がなくなってしまうというデメリットが。
ケースの底は平坦でなく、混色スペースに使えるよう仕切りの凸凹があり、板がなくなるとガタガタしてハーフパンが上手く置けません。元の固定レーンを使ったところで、全てのハーフパンが収まりきらない、と。
スチール板を敷く
まあ、代わりに何か金属板を敷けば解決するので、適当な磁石がくっつくものを使えばいいのですが。
とはいえ、マグネットシートなどは磁力が弱く、柔らかすぎて平たくならない。
かといって、へたらない丈夫で厚すぎるものを選ぶと、加工するのに専用の道具など用意して大がかりになってしまう。元のパレットがそこそこ値が張るので、そこまでお金をかけるのも…めんどくさいし
最終的に選んだのは100円ショップダイソーのスチールプレート。
薄い、けど固くて真っすぐ。磁石がくっつく、安くて手に入りやすい。
なにより決め手は普通のハサミで切れること。特別な道具が要らないので手出しをしやすいのが〇
100円だから失敗しても懐が痛くないし。
ついでに、一部凸凹のために細かく切って貼っていたマグネットシールが取れかかっていたので、新しくマグネットも用意。
最初、普通のマグネットタックピースを買ってしまったのですが、こちらは磁力が弱くすぐとれてしまうため、強力タイプのマグネットを買いなおしました。
(作業写真撮り忘れたので残骸で失礼)
パレットに収まりハーフパンを並べるのに問題ないサイズを測ってから、油性ペンなどで印をつけて、ハサミでチョキチョキすれば、あら簡単もう終わり。
ちょっと固いけど金切りばさみとかも必要なく切れました。
ちゃんと図ったのでパレットの底にすっぽり収まってる銀色の板
正確に印づけるのにL字定規があると便利ですが、固くてなんか切ってるうちにズレてきちゃったので、別に必要ないかもしれない。
金属の切れ端は鋭利なので、必ず手袋しましょう。切れ端の先が手袋貫通して刺さるレベルなので、素手で作業しちゃいけませんマジで。いってぇ…
そのままだと使用中板ごと動いてズレたりするので、スチール板の裏にヤモリグリップで軽く固定しておきます。これも100均。最近はなんでも売ってるな。
多少はグラグラしますが、早々外れそうにはないので、絵の具をとるのに問題なーし。
凸凹しないのでハーフパンも綺麗に並べられます。
反射の鈍い銀色なので、チラ見えしても悪目立ちしません。
まあスチールなので錆びる可能性もあるのですが、そうしたら取り換えればいいことだし。
あと角は安全のために丸めたほうがよかったかなーでも細かい切れ端が出ると逆に危ないかもなー
まあ、様子見で。
プラケースもパレットに
セリアのマスクケースにも、スチール板を敷けばサブパレットに早変わり。
こちらはハーフパンにぴったりだとSNSで話題になったやつ。
好きなんだけど色味が被るとか、廃盤になったから、とメインから外した絵の具も、こうしておけば出番がある、はず。
マスクケースは顔彩にもぴったりサイズ(横が少し余るけど)
こちらの蓋には色見本を張り付けて。
書き忘れてたけど、ハーフパンのほうには紙パレットを貼ってあります。
どちらがいいかは悩みどころですが、まあサブは入れ替え激しそうなので、いちいち色見本作らなくてもいいかな。